座員紹介
西川古柳
現在の家元は五代目で、本名は瀬沼享という(平成8年に五代目家元を襲名)。本拠地は八王子市恩方である。先代は瀬沼時雄といい、実家は祖父の代から織物業を営んでいたが、1968年(昭和43年)にこれを廃業し、専業の車人形師となった。四代目はひなびた郷土芸能であった車人形を国際的に認められるレベルに引き上げた人物であり、人形遣いの技術を文楽の吉田文周に師事して改良した他、語りを説教浄瑠璃から義太夫に変更し、また箱車の車にも軸受けにボールベアリングを導入するなど、数々の工夫を行っている。 更に近年は鶴賀若狭掾との新内節による公演が多く行われている。 五代目は落語やバレエなどとのコラボレーション公演や海外公演なども積極的に行い、また子供たちへの指導など後進の育成にも力を入れている。