首(かしら)
使い手は左手で人形の左手と首(かしら)をもって扱います。この人形の左手に工夫があります。
手
右手は使い手が右手で持って直接動かします。左手は「弓手(ゆんで)」といって、肘の部分にクジラのひげがバネとして仕込まれていて,右手首にかけた紐と、首を持った左手の指で巧みに繰ります。
足
人形のかかとについている「かかり」を遣い手の足の間に挟んで,人形の足を動かします。この工夫で、人形の足が直接舞台を踏むことが出来るのです。
ろくろ車
箱の中の前に二輪、後ろに一輪の車輪がついています。後方の車輪は幅広で中央が膨らんでいて,体重をかけると自由に方向転換できます。